端末間情報取得システム

エステックは、電柱などの既存インフラを活用し、
車両同士の位置関係をセンチメートル単位で把握できる
安全運転支援・自動運転向け通信基盤技術
「端末間情報取得システム」を開発・特許化しました。

 

本技術は、GPS単体では困難だった車両間の正確な距離・相対位置の取得

可能にし、自動運転や高度運転支援の安全性を大きく向上させます。


【技術の背景と課題】

従来のGNSS(GPS)測位では、

自車の位置は把握できても誤差が数メートル単位であるため、周囲を走行する

他車両との正確な車間距離や位置関係を把握することが困難でした。

 

その結果、

・衝突防止
・追従走行
・自動ブレーキ制御
といった高度な運転支援や完全自動運転への応用には、
測位精度とリアルタイム性の両立が大きな課題となっていました。


【発明の概要】

本特許は、
電柱などに設置した固定基地局
車載端末・情報処理サーバを連携させることで、

・自車の高精度な位置
・周辺車両の位置・車体サイズ
・車両間の距離・相対速度
といった端末間情報をリアルタイムに取得するシステムです。


【システム構成】

本システムは、以下の3要素で構成されています。

 

1.移動端末(車載端末)
各車両に搭載され、

・測位衛星(GNSS)から位置情報を取得
・固定基地局から誤差補正情報を受信
・他車両との車間距離・相対位置を算出
・ブレーキ制御や追従走行などの運転補助を実行


2.固定基地局(電柱など)
電柱・街灯・信号機・標識などの既存インフラに設置され、

・基地局自身の座標情報
・車両との距離情報
を補正情報として車両へ送信。
5G/6G通信により、低遅延・高信頼な通信を実現します。

 

3.情報処理サーバ
・各車両の位置情報をリアルタイムで管理
・近接車両情報を各端末へ配信
・基地局の情報や周辺情報を一括管理


【技術的特長】

・電柱インフラを活用し、都市部や高層ビル街でも安定した高精度測位を実現
・車両同士およびサーバとの端末間通信により、リアルタイムな車間距離・相対速度を算出
・他車両の車幅・車長などの車体サイズ情報も取得し、安全制御に反映
・固定基地局は電柱以外にも、街灯・信号機・標識・電話ボックスなどへ展開可能
・周辺情報配信機能により、スマートポールとしての拡張性を有する


【期待される効果】

・センチメートル単位での車両間距離検出
・衝突防止・高度運転支援の精度向上
・自動運転レベル5の実現を補完する通信・測位基盤
・既存インフラ活用による低コストな都市通信網の構築
・地域連携型スマートシティへの応用

・端末を携行する移動体(自転車・歩行者等)との
 位置情報共有による、安全性向上


【応用分野】

・自動運転車・物流車両
・建設機械・作業車両の走行支援
・スマートシティ・次世代交通インフラ
・6G時代のV2X(Vehicle to Everything)通信基盤


【関連動画】

本特許技術の考え方や活用イメージを、動画でご紹介しています。
文章では伝えきれない仕組みや世界観を、ぜひご覧ください。

▶︎ 端末間情報取得システム 紹介動画(簡単1)
▶︎ 端末間情報取得システム 紹介動画(簡単2)
▶︎ 端末間情報取得システム 紹介動画(詳細)